親父が認知になりまして
2021年 夏 。。。
ついに親父殿がアルツハイマー型認知症と診断されました。介護認定は要介護A。
2017年12月に脳梗塞を発症してから認知的な症状はでていたけれど、しっかりと診断されたのは今回がはじめて。
まぁなかなか酷い状態だったのでわかってはいたけれど。
幸い脳梗塞での身体のマヒはほとんどなかったものの、発症を境にゆるやかに認知症状は悪化していき、現在では生活の大部分をサポートをしないと日常生活が送れない状態に。
介護しているあなた。。。介護ってほんと大変ですね。。。尊敬します!
いや、ほんとに大変です。。。
覚悟はしていたものの、それはもう『想像以上』でした。
いままで出来ていたことがどんどん出来なくなり、そのサポートに追われる毎日。。。
洗濯がうまく出来なくなり、タオル一枚を洗うために液体洗剤を半分つかったり。
お風呂の操作が出来なくなり、浴槽の栓を抜いたまま何度も何度もお湯を貯めようとしたり。
鏡やガラスに映った自分を『知らない人』だと言って怒鳴り散らしたり。
ゴミの分別だってお構いなし。
数えだしたらキリがないくらいです。。。
自分の生活リズムなんて守れない!
自分の仕事と親父のサポートで限界です。。。ほかになにも出来ません。。。
朝起きたらすぐに親父の投薬サポート。
自分の身支度を済ませたらすぐに洗濯機を回し、その間にその日の親父の食事の準備。
洗濯ものを干したら仕事へ。
仕事から帰ったらまずゴミの分別をチェック。だいたい生ゴミと燃えるゴミ・燃えないゴミが一緒になってるので地域のルールに合わせて分別。
続いては冷蔵庫の中をチェック。洗ってない食器が冷蔵室にしまってあったり、冷凍食品が野菜室に移動していたり、野菜が冷凍庫に移動していたりするので元に戻す。
夜の投薬サポートをこなしたら軽くシャワーを浴びる。
大まかに翌日の食事の下準備をすませたら、親父の食べ残しで晩酌。
朝方に何度か起こされるので一刻もはやく就寝。
これが平日のルーティン。やばい。
使って納得の便利グッズたち
スマホアプリでコントロールできる集中リモコンと見守りカメラです。仕事先から家のテレビやエアコンなど赤外線リモコンが操作できるように。見守りカメラを追加すれば家の中をいつでも確認できます。
一般的にはアマゾンエコーやアレクサなどのスマートスピーカーと連動させるみたいですがスイッチボット単体でも動作します。
これはホントにサイコーでした。もっと早くに導入すべきでした。
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小型GPS。親父殿がいつも持ち歩く肩掛けカバンに入れています。自宅やよく行く場所を登録しておくと『自宅を出発しました』『〇〇に到着しました』とスマホに通知がきます。ややサイズが大きいものの、バッテリー容量が大きいので充電が少なくて済むのがいいです。
これがあると不意な外出があっても仕事先から親父殿の居場所がわかるので安心です。
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サッシに設置する予備錠。親父殿は朝方4時くらいに1F窓の防犯シャッターを開けたいらしく、ガラガラガッシャーン!と近所迷惑甚だしい。そして2Fで寝ているわたしも音にびっくりして飛び起きてしまう。
極度の睡眠不足になり、体調不良や仕事に影響が出てしまったので導入しました。どちらか一つだと突破されるため併用してます。
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鏡や窓ガラスに反射する自分を認識できなくなり、『知らない人がいる!』『悪いやつが覗いてる!』と怒鳴ったり叩いたりするようになったため家じゅうの鏡と窓ガラスをマスキングするために導入。大きい部分はマスカーテープで覆うと楽ちんです。
なかなかガラス用の幅広タイプは売っていることろが少ないので通販がおすすめ。
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小さなお葬式はNHKでも特集されたセットプランの葬儀です。もちろん親父殿は存命です。ただ母が他界したとき、まだわたしは学生でしたが、葬儀の準備や連絡、親族や業者との対応で忙殺され、母を偲ぶこともできませんでした。
いつか親父殿が逝ってしまったとき、事前にプランを決めておけばゆっくり見送ることができます。
わたしはすでに小さなお葬式に申し込んでプランや対応を決めていますが、まずは無料の資料請求をおすすめします。葬儀関連の資料とわからない封筒なので心配ありません。
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ただの液晶テレビですが、他社に比べて消えているときの映り込みが少ないのでこちらに買い替え。もともとのテレビは映り込みがあり、鏡や窓ガラスと同じく映った自分と喧嘩するようになってしまいました。
親父殿はもうチャンネル操作もできないので、見たい番組を聞いてあらかじめ視聴予約しておけるのも◎。
同機種は廃版となっているようなのでリンクは後継機種となります。若干使用が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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シンプルなターンテーブル式の電子レンジです。もともとオーブン機能付きの電子レンジを使用していましたが、親父殿が操作できなくなったためこちらを購入しました。似たものはいっぱいありますが、ダイヤルが力が弱くても回しやすく、文字が大きいのでおすすめ。
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いま現在の状況。。。
とりあえずなんとか日々を過ごしています。。。
親父殿の日常生活のサポートもなんとか仕事と両立できています。ギリギリですが(笑)
実際のところ口ゲンカも絶えないですし、ストレスも溜まる。
それでも一緒に暮らせる期間も残りわずかだと思えばなんとか耐えられるものですね。
ケアマネージャーさんには状況を伝えているものの、いまのところデイサービスなどを利用する予定はありません。
親父殿は耳も遠くなり、言葉もうまく出てこない。
すでに他人と関係を築くことが大きなストレスになっているようです。
親父殿の希望は
『このままこの家で最後を迎えたい。』
ということ。
わたしはその希望をできる限り叶えてあげたいと思っています。
最後がケンカ別れにならないように祈るばかりです。。。