エアコンを勝手に切ってしまう
このところ家に帰ると、ムワッとした熱気が出迎えてくれる。
リビングの時計に付いている温度計は29.8度。
エアコンは…やっぱり切れている。
朝、出勤前に冷房をつけておいたのに、帰宅するといつもこうだ。
親父殿が認知症と診断されて以来、生活の中のいろんな「謎行動」や「問題行動」が増えた。
中でも夏場に困るのがエアコン嫌い問題だ。
「冷える」「風が直接当たる」「電気代が高い」。
そういう理由で以前から暑かろうが何だろうが、親父殿はとにかくエアコンを切る。
けれどもここ数年は6月下旬とは思えないほど暑い日もあるし、これから真夏が来る。
高齢者の熱中症は命に関わる。
そこで、今回導入したのが「SwitchBot(スイッチボット)」のハブミニと温湿度計。
スマートスピーカー(AlexaやAmazonEcho)と組み合わせるのが一般的らしいが、わたしはスイッチボット単体で運用している。
やり方はとてもシンプル。
まずハブミニをリビングに設置し、スマホでエアコンのリモコン信号をオフセットから選ぶ。
温湿度計は電池で稼働するしサイズも小さいので、エアコンの風が直接当たらない場所へ。
我が家ではどちらもテレビ台の隅にに設置した。
次に、温湿度計と連携して、「室温が28度を超えたら自動で冷房ON」、「26度を下回ったら冷房OFF」というルールを設定。
これで、たとえ親父殿が手動で切ってしまっても、温度が上がれば勝手にまた冷房が入る。
スマホアプリから外出先でも操作できるのも大きな安心ポイント。
外出先から「今、リビング何度かな?」と確認して、手動でONにすることもできる。
しかもこのハブミニ、当然エアコン以外の家電にも使える。
この先に様々なスイッチボット機器を連動することでいろいろなことが外出先からできるようになるだろう。
費用は少しかかったが、親父殿の命を守る投資と思えば安い。
もっと早く導入するべきだった。
今年の夏も厳しくなりそうだけど、これで一つ心配のタネが減った。
親父殿は相変わらずエアコンをオフにしてしまうが、スイッチボットが室温をモニターしながら調整してくれる。
テクノロジーと工夫で、認知症介護は少しずつでも楽にできる。
そして、その小さな工夫が、親父殿との暮らしを守ってくれている。
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