見守りカメラでもっと安心
先ごろ導入したスイッチボットのハブミニと温湿度計がしっかりと活躍してくれている。
夏の暑さ対策として導入したのだけれど、いろいろと認知症対策ができるのではとワクワクしている。
そこで今回は、見守りカメラを追加で導入した。
目的はただひとつ。
親父殿の様子をいつでも確認できるようにすること。
親父殿が認知症と診断されたのは70代半ば。
今では昼夜の区別も曖昧になりがちで、ふと気がつくと何かを探して徘徊していたり、リビングでうたた寝していたりする。
特にわたしが仕事で家を空ける日は、「今、親父殿なにしてるかな…」という不安がどうしてもつきまとう。
スイッチボットの見守りカメラはスマホで遠隔操作できて、カメラが水平360度、垂直115度でほぼ全方位に動かせる。
リビングのインテリア用のウォールシェルに設置して、ダイニングキッチンまでカバーできるようにした。
これがあるだけで、本当に安心感がまったく違う。
出先でもスマホでアプリを開けば、いま父殿がどこにいるのか一目瞭然。
たとえば、ある日-
親父殿がソファーにちょこんと座って、テレビのリモコンをいじっている様子が見えた。
なにやら落ち着かない様子。
その日は金曜日で野球中継はない日だったが、「あ、録画してたやつ流せばいいか」と思いついて、ハブミニに新たに登録したHDDレコーダーのリモコンを操作。
見守りカメラでテレビの状況をみながら、録画しておいたプロ野球中継を再生した。
すると親父殿は満足そうにテレビを見ながら座り直していた。
また、別の日には、キッチンの棚の前に立ち尽くしている姿が映っていた。
不思議に思って見ていると、わたしが買い置きしていたカップのカレーうどんをじっと見ているではないか。
先日、電子レンジで黒コゲにしたことを受け、棚の奥にしまっていたのだが、目ざとく見つけたようだ。
(そんなに食べたかったのか…)と、ちょっと胸がきゅっとなって、週末に久しぶりにカップのカレーうどんを作って食べさせた。
一口食べた瞬間の「あー、うまい…」と一言。
この頃はカップラーメンを食べさせたりしていなかったが、たまになら構わないだろう。
さらには在宅勤務の日にも役立っている。
これまでは物音がするといちいちリビングまで見に行っていたけれど、いまは仕事部屋から親父殿の様子を確認できる。
これだけで集中力の途切れが減り、わたし自身のストレスもだいぶ軽減された。
何をしたがっているのかが“見える化”されたことで対応がしやすくなり、結果的に親父殿とのコミュニケーションが取りやすくなった。
家電の進化で機能が増えたことにより親父殿は電子レンジが使えなくなった。
だが進化したことでいま安心にも繋がっている。
うまく活用することで、わたしひとりで出来ることがどんどん広がっていく気がしている。
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